こんにちは。

東京都三鷹市ハートフル歯科の本山です。

今回は、「見落とされた根管」について
書きたいと思います。

先日、このような症例がありました。
根管治療を数回行うも痛みがなかなか消えない
患者さんです。
マイクロスコープで根管を何度確認しても、
根管はキレイに清掃されているのです。

しかし、痛みが消えません・・・

原因は何だろうかと
マイクロスコープを覗きながら考えていると、
もしかしたら根管の見落としがあるのでは
ないかと思い、探索してみました。

根管治療において、
痛みの消えない原因の一つとして、
「根管の見落とし」があります。

なぜなら、根管が見落とされているということは、
清掃されているわけでもありませんので、
そこは細菌にとって住みやすく、
栄養が豊富な環境になっている可能性が
十分考えられます。

根管の見落としを疑い、探索を続けていくと、
やはりありました。

   

   

MB2です!!

3根管だと思っていたら、
実は4根管だったのです・・・

歯は歯種によって、根管の形態や数が違います。
通常、前歯は1根管、小臼歯は1または2根管、
大臼歯は3または4根管あります。

特に、この患者さんのように上顎の第一大臼歯は
近心根が2根管ある確率が高く、
2個目の根管をMB2と呼びます。

MB2は、マイクロスコープを使用しなければ、
発見は難しいと言ってもいいでしょう。

ハートフル歯科では、根管治療を行う際には
ドクター全員、マイクロスコープを覗きながら
診療を行っています。

ハートフル歯科では、
これがスタンダードになっています!

“すべては患者様の笑顔のために”

今後ともよろしくお願い致します。

医療法人社団徹心会ハートフル歯科