こんにちは。

東京都三鷹市ハートフル歯科の本山です。

ハートフル知恵袋、
第6回目は「根管治療と膿について」
書きたいと思います。

皆さんは、歯医者でこのような経験は

ありませんか?

「根の先に黒い影があります。

 膿がたまっています。
 根管治療が必要です・・・」

などと黒い影を指摘され、
根管治療を行ったことはありませんか?

いかがでしょうか?

その黒い影を歯根嚢胞と言います。

歯根嚢胞は、神経が死んでしまうことで
根管に細菌が繁殖し、根の先に毒素を出します。
体は毒素が顎の中に広がらないように

袋を作ることで閉じ込めてしまいます。
これが膿の袋、嚢胞です。

不適切な根管治療によっても起こります。

痛みなどの症状がなく進むことが多いです・・・

このような症状がみられたら、要注意です!

・歯肉に白いおできのような物ができる。
 
膿が多く溜まることで、歯肉に膿が出る

 穴ができます。
 つぶれたり、膨らんだりします。

・歯肉から膿が出続ける。
 
根のまわりの骨が嚢胞によって

 溶かされてしまうことで、
 膿が垂れ流されるように出てきます。

・噛むと痛い。
 
根のまわりには歯根膜というものがあります。
 その部分が細菌感染すると、

 噛んだ時の痛みとしてでてきます。

・歯が浮いた感じがする。
 
膿が溜まることで、その圧力で歯を

 浮き上がらせます。
 また、体が嚢胞を外に出そうという

 排除する力により歯ごと外に

 押し出すので浮いたような感じがします。

・突然、歯肉が腫れ激しい痛みが出る。
 
膿が外に排出されずに溜まってしまうことで
 内圧が高まり腫れが強くなります。
 場合によっては歯肉を切開し、

 膿を出す必要があります。

歯根嚢胞の治療法は、根管治療となります。
また、嚢胞が大きい場合は歯根端切除術や

意図的再植術を行う必要があります。

もし、膿が出てくるようなことがありましたら、
歯医者さんで適切な根管治療を行って

もらいましょう!

“すべては患者様の笑顔のために”

今後ともよろしくお願い致します。

医療法人社団徹心会ハートフル歯科