本山先生エンドマスターへの道

2019.11.09更新

こんにちは。

 

ハートフル歯科のドクターM

本山です。

 

今回は、、、

 

 

 

「根尖が壊れている・・・」

 

根管治療が難症例になるケースが

このようなところにあると

言われています。

 

根尖部のマイクロスコープ拡大画像です。

根尖部に出血が見えます。

 

n

 

なぜ、このようなことが起こるのか?

 

これは過去に行われた根管治療において、

根尖部を拡大されすぎたために、

従来の根尖孔のサイズが

壊れていることによります。

 

この状態は、

根尖孔のサイズが壊されていない

状態よりも、当然予後が悪くなります。

 

また、根管充填材が根尖部から

オーバーしてしまい

そこからさらに異物反応を起こし

炎症を引き起こしてしまいます。

 

 

それでは、

どのように治療するべきなのでしょうか?

 

MTAを使用します!

 

この患者様は幸いにも

出血のコントロールができたため、

MTAにて根尖部を封鎖しました。

 

炎症が強い場合、

根管内は出血が止まらない

状態が起こります。

 

出血のコントロールができない場合は、

抜歯の選択になってしまいます、、、(泣)

 

い

 

j

 

MTA封鎖後の術後レントゲン写真です。

 

現在はかぶせ物まで装着が終わり、

メインテナンスにて予後良好で

経過観察中です。

 

本山 直樹

2019.11.08更新

こんにちは。

 

ハートフル歯科のドクターM

本山です。

 

今回は、、、

 

 

 

日本歯内療法学会より

学会誌が届きました…

 

第40巻第3号です。

 

か

 

ところで、

「歯内療法とは?」と思われている方も

多いかと思いますが、、、

 

歯内療法とは

根管治療のことを言います。

 

私も4〜5年前から学会に

所属しております。

 

現在は、

「専門医」を目指して学術大会や

専門医セミナーなどに参加しています。

 

専門医は、

根管治療に関する専門的知識と

高度な技術を習得していると

日本歯内療法学会より認められた

歯科医師に与えられる資格です。

 

また、私は

日本大学松戸歯学部歯内療法学講座の

研究生としても在籍させて

いただいております。

 

歯内療法学会誌に

「専門医への道」というページがあります。

 

今号の「専門医への道」に

松戸歯学部歯内療法学講座

神尾先生の症例が

掲載されていました。

 

神尾先生とは大学は違いますが、

同期で同じアーチェリー部

という共通点があり、

いつもお世話になっております…笑笑

 

私も負けないように頑張りたいと思います!

 

本山 直樹

2019.11.08更新

こんにちは。

 

ハートフル歯科のドクターM

本山です。

 

今回は、、、

 

 

 

「抜歯したくない…」

 

患者様の主訴でよく聞く言葉です。

 

抜歯をするかどうかの最終判断は、

患者様の「意思決定」にあります。

 

つまり、

「患者様がどうしたいのか」ということが

治療を行う上での分岐点となります。

 

ここで抜歯しなければいけない条件について

書きたいと思います。

 

抜歯適応症例は

以下の4つに分けられると思います。

 

①重度歯周病

②歯根破折

③虫歯による歯冠崩壊(C4)

④大きな根尖病変

 

例)歯根破折(右下6番)

a

 

例)大きな根尖病変

g

 

これらに該当するケースの場合は

歯の保存が不可能であることを

お伝えしております。

 

当院では、

なるべく歯を抜かない治療を

目指していますが、

将来的に周囲の健康な隣在歯にも

悪影響が出るような場合や、

その歯牙において頻発する激痛や

大きな腫れを繰り返すようであれば、

抜歯の必要性を説明します。

 

患者様の利益がどこにあるのかを、

患者様一人一人の症例に応じて考えながら、

私たちにできる最善の治療計画を説明しながら、

informed consent 

(医師と患者との十分な情報を得た上での合意)

を行います。

 

治療継続のリスクについても

確認していきます。

 

そして、最終的に患者様の「意思決定」を

尊重します。

 

セカンドオピニオンで来院される患者様は

とても多いと感じております。

 

それだけ、患者様御自身の歯に対する

意識の高さの表れであると感じています。

 

私たちもそのお気持ちにお応えできるように

努めていきたいと考えております。

 

本山 直樹

2019.11.08更新

こんにちは。

 

ハートフル歯科のドクターM

本山です。

 

今回は、、、

 

 

 

口腔内において、かぶせ物を入れる場合

特に最後方臼歯に関して、上下歯牙の噛み合わせ

スペースがないことがあります。

 

このようなお話です…

 

かぶせ物を入れる場合に

必要最低限の厚みが作れない

ケースが存在します。

 

このような場合を、

「クリアランスが足りない」と表現します。

 

厚みが足りないと何が起きるか?

 

薄いかぶせ物ができます…

 

そして、そこに過剰な咬合圧がかかれば

かぶせ物は破折します。

 

過剰な咬合圧は脱離の原因にもなります。

 

私たちとしては、

日常臨床の悩みのタネの一つです…笑笑

 

そのような場合は、どうするのか?

 

「うーん」と腕を組み唸っていても解決しません…

 

答えは、

スペースを上ではなく下、根管方向に作ります。

ポストクラウンと呼ばれるクラウンとコアが

一体化している形にします。

 

当然、神経治療が終了している歯に限ります。

 

 

症例です。

 

45才 女性 右下7番セラミッククラウン脱離

 

数年前に当院で作製したセラミッククラウンが

脱離して来院しました。

 

歯牙を確認すると、

やはりクリアランスが不足しており、

特に舌側において不足していました。

再度、形成の必要性を患者様に伝えて

1Day Treatmentにて即日治療を行いました。

 

な

 

形成後の上下クリアランスの確認です。

 

や

 

 ポストクラウンの形成です。

 

わ

 

 セラミックのデザイン後です。

 

は

 

ま

 

これらは撮影後に歯科医師と技工士が

すぐにチェックします。

 

そして、コンピューター上ですぐに

確認できるため、形成量が不足していれば

さらに再形成を行います。

 

このようにして、精密なかぶせ物を作製します。

 

型取りの印象採得を行い、石膏模型にしてから

確認して再形成の場合、時間・手間・材料が

必要になります。

 

最先端の治療を患者様に提供することは

患者様の笑顔につながると

私たちはいつも考えております。

 

本山 直樹

2019.11.07更新

こんにちは。

 

ハートフル歯科のドクターM

本山です。

 

今回は、、、

 

 

 

前回(11-①)の続きです。

 

症例です。

 

27才 女性

 

右上6番根管治療終了後、

セラミック治療を行いました。

 

「Primescan」登場です!

 

か

 

さ

 

マージン部がキレイに撮影できるため、

境界部が見えやすく、精密なセラミックが

できます。

 

は

 

形態のデザインが終了しました。

咬合(噛み合わせ)の調整をコンピューター上で

行います。

 

 や

 

わ

 

デザインが終了してミリング

(ブロックからの削り出し)が行われます。

ここまでの所要時間は形成からデザイン、

ミリングまで1時間以内です。

 

即日セラミック治療は、

「早い」「審美的」「精密」

そして、患者様の時間を有効活用してくれます。

 

かぶせ物でお悩みの方は、是非一度ご相談下さい!

 

 本山 直樹

2019.11.07更新

こんにちは。

 

ハートフル歯科のドクターM

本山です。

 

今回は、、、

 

 

 

「根管治療後のかぶせ物をどうするか…」

 

当院ではセラミックによる1 Day Treatmentを

推奨しています。

 

先日、新型の口腔内スキャナー

「Primescan(プライムスキャン)」が

当院に導入されました。

 

あ

 

通常の歯科医院では歯型を取るために

アルジネートという印象材を用いて

印象採得を行います。

ほとんどの患者様が

ご経験があるかと思います。


口腔内を忠実に再現する模型を作るために、

つまり、詰め物やかぶせ物を作るためには

とても重要な工程となります。

 

“セレック”と言われる

当院におけるセラミック治療においての

口腔内スキャナーの優位性については

省略させていただきます。

 

「Primescan」は、

従来製品の5倍のデータ量で

スキャンタイムが1/4に短縮という

驚くべき高精度な機器へと

進化したスキャナーと言われております。

 

私はハートフル歯科に

10年在籍しておりますので、

多くの口腔内スキャナーと一緒に

日々診療を行ってきました。

 

苦労の連続でした…笑笑

 

いい思い出です。

 

そのため、「Primescan」の素晴らしさが

よく分かります。

 

ともかく、

「早い」←せっかちな私には最高です!

 

そして、スプレーの噴霧を行う必要がないため

マージンと言われる歯と歯肉の境界部分が

精密に再現できます。

 

また、歯肉縁下と言われる残存歯質が

歯肉よりも下にある場合においても

撮影深度が良くなっているため

さらにさらに精密度が上がっています。

 

精密なかぶせ物が早く出来るということは、

細菌からの侵入を防ぎます。

 

早くできることも同様なことを示します。

 

つまり、より予後のよい治療へとつながるのです。

 

次回は、実際の症例について書きたいと思います。

 

本山 直樹

2019.11.07更新

こんにちは。

 

ハートフル歯科のドクターM

本山です。

 

今回は、、、

 

 

 

 

 

「神経を抜いてるのに歯が痛いのはなぜですか?」

 

このような質問を

患者様から受けることがあります。

 

歯が痛い→神経があるから痛みを感じる

つまり、歯が痛い=歯の神経が痛い

 

このように患者様が考えるのは

当然だと思います。

 

これ、実は少し違います…

 

神経を抜いてる歯が痛みを感じるのは、

痛みを感じているところが違うのです!

 

「どういうことですか??」

 

お答えします。

 

下記の絵図をご覧下さい!

 

歯根膜

 

歯が歯槽骨という骨の中に埋まっていることは

ご存知でしょうか?

ところが、

直接的に骨と接触しているわけではありません。

 

「歯根膜腔」というものが

歯と骨の間にはあります。

レントゲンで見ると、

歯の周りを取り囲んでる黒い線になります。


そして、歯根膜腔には歯根膜線維が走っていて、

これが歯と骨をつなげているのです。
この歯根膜線維は伸縮します。

 

お分かりでしょうか?

 

神経を抜いてる歯が痛いところ…

歯根膜が痛いのです。

 

歯根膜にも神経があり、

歯根膜に炎症が起きるために

痛みを感じることになります。

 

結果、歯の内側と思っていたところが、

実際は神経を抜いてる歯が痛いのは、

歯の外側が痛いということなのです。

 

もうなんとなくお分かりでしょうか?

 

根管治療が不十分であったり、

かぶせ物が不適切なものであれば

そこから細菌が侵入して

根管内で細菌が増殖して

さらにその細菌が根の外に出て、

歯根膜や歯槽骨に炎症を起こすのです。

 

精密な根管治療がここで必要になります!

 

一番悪いところは

細菌を生み出してる根管内だからです。

 

ラバーダムは当然必須ですよね。

 

精密な根管治療を行うことで、

根管内細菌を清掃・消毒して

根管内環境を変える…

 

歯を残すためには正確な診断、

そして痛みの原因を追求し

知ること。

 

歯の痛みにお悩みの方は

是非一度当院までご相談下さい。

 

本山 直樹

2019.11.07更新

こんにちは。

 

ハートフル歯科のドクターM

本山です。

 

今回のテーマは、、、

 

 

 

 

あ

 

歯科医院でレントゲン写真を見ると、

根の先に大きな黒い影が

写っていることがあります。

 

見たことがありますでしょうか?

 

これは、「根尖病変」と言います。

 

根尖病変(Periapical lesion)とは、

生活力を失った歯牙の根管内には種々な有害物質

(アンモニア、硫 化水素、有機酸、メタン、

炭酸ガス、脂肪酸、グリセロール、

細菌と細菌由来の異種蛋白、外毒素や内毒素など)

が存在し、その一部が根尖孔外に

流出することによって

根尖歯周組織内に二次的な変化

(抗原抗体反応)が現れる。

この状態を根尖病変と言います。

 

それでは、どのような状態が

Excellence(良好な症例)なのでしょうか?

 

根尖病変のある歯牙に根管治療を行った場合、

根管充填(根尖孔の閉鎖)が正しく行われていれば

患者自身がもっている治癒力(免疫力)によって

その病変は大きさとは関係なく、

いずれ(1〜2年以内)消滅すると言われています。

 

もちろん、場合によっては

Non-Excellence(良好でない症例)もあります。


術者が最善と思って行った根管治療であっても

数ヶ月後、または数年後に予期していなかった

根尖病変が根尖部の歯周組織内に

できてしまっていることがあります。

 

治癒の悪い症例は、

必要に応じて抜歯の選択をしなければ

いけないこともあることをご理解下さい。

 

症例です。

 

54才 女性

 

右下1番に歯肉の腫れと排膿を訴え、

来院されました。

 

y

術前です。 

 

レントゲン画像を確認したところ、

右下1番根尖部に大きな病変を認めました。

 

い

右下1番感染根管治療を行い、

治療開始2回目には

歯肉からの排膿はなくなっていました。

 

7

根管充填後です。

 

根管の清掃・消毒を行い、

3回目には根管充填まで終了しました。

 

隣在歯の右下2番も根管充填不十分な箇所が

認められたため、再根管治療を行う予定です。

 

現在、右下1番の根尖病変の状態を

経過観察中となっております。

 

本山 直樹

2019.11.07更新

こんにちは。

 

ハートフル歯科のドクターM

本山です。

 

今回は、、、

 

 

このようなお話から始まります。

 

冷たいものを食べたり飲んだりすると、

歯がしみるようになってきた…

 

歯科医院で診察してもらったところ、

「むし歯など異常な所見は見当たらず

経過観察しましょう。」と言われて、

しばらく様子をみながら

過ごしていた…

 

ある日、

「あれっ?気づけば痛みがなくなったような……」

 

それから数日後、歯肉が腫れて

膿のようなものが出てきた。

 

このようなことを患者様と話していて

よく耳にすることがあります。

 

まず最初に、歯がしみるのは

どういうことなのでしょうか?

 

細菌が、歯の一番外側のエナメル質から

その内側の象牙質に達している

と考えられます。

 

象牙質はエナメル質と比較してやわらかく、

象牙細管(ぞうげさいかん)という細い管が

歯髄に向かって無数に走っている

構造をしています。

 

冷たいものや温かいものを食べた時、

もしくは歯みがきや冷風などの刺激が

象牙質から象牙細管に伝わると、

歯髄を刺激します。

 

これが最初の痛みです。

 

さらに細菌は象牙質から

直接歯髄を侵していきます。

何もしなくてもズキズキと痛みを

感じるようになります。

 

そして、さらに進行すると

歯髄が死んで腐っていきます。

 

歯髄は神経としての機能を

働かせることができなくなり、

痛み自体を感じなくなってしまう

というわけです。

 

厄介なのは、さらにここからです。

 

痛みが消えている間も、

細菌は増殖を続け、組織を侵食していきます。

歯髄の先にある歯の根の先端まで

じわじわと進み、その先にある歯槽骨に

まで進んでいきます。

 

骨は細菌の毒素に溶かされて、

そこに炎症によって

生じた膿(うみ)がたまります。

化膿している状態です。

 

これを「根尖病巣」といいます。

 

膿は出口がないため、袋状にどんどんたまり、

周囲の骨や組織を圧迫します。

骨には神経があるため、

圧迫されると骨折をした時と

同じような激しい痛みを

感じるようになります。


膿の袋はどんどん大きくなるため、

さらにひどくなると顔の顎のあたりまで

大きく腫れてしまいます。

 

症例です!

 

33才 女性 右上4番Per

 

上記患者様、

最初に書いたとおりの主訴でした。

この患者様の歯は未処置歯でした。

もしかしたら、マイクロクラックという

ヒビが原因で

そこから細菌が侵入したのかもしれません。

 

a

術前です。

 

c

 

b

根管充填後です。

 

常に感じることは、診断の重要性です。

いつ、どのタイミングで治療介入するべきか….

臨床経験が問われるような気がします。

 

歯を残すために臨床経験豊富なドクターが

ハートフル歯科には在籍しております。

是非一度ご相談下さい!

 

本山 直樹 

2019.11.07更新

こんにちは。

ハートフル歯科のドクターM
本山です。

今回は、、、

 

 

前回からの症例において、治療経過の続きです。

歯を残すために(7-①)の続きとなります。

 

右上7番の根管治療を行いました。

根管口を明示して、ラバーダム防湿を行いながら

根管の機械的拡大清掃をします。

 

か

 

レントゲンより

ファイルが根尖まで到達していることを

確認します。

 

さ

 

根管の清掃・消毒が終了しました。

症状の経過を確認して根管充填を行いました。

 

は

 

現在はセラミック補綴まで終了して

メインテナンスにて経過観察中です。

予後良好な状態を継続しております。

 

本山 直樹 

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