本山先生エンドマスターへの道

2013.09.24更新

こんにちは。

東京都三鷹市ハートフル歯科 
歯科医師の本山です。

先日、pdマイクロスコープセミナーに
参加してきました。

pdと言うのは、
「Proprioceptive derivation」の略語で、
直訳すれば「固有感覚に基づく誘導」と
言う意味の人間工学の専門用語です。

「固有感覚」と言うのは
人間のもっている平衡感覚・筋肉コントロール
感覚などを含み、人間が地球上の重力の
影響下で動作をする時の
根本的な感覚のことをいいます。

この固有感覚を自覚することで、
より高度で精密な歯科診療を
確実なものにするのが、
ビーチ先生の提唱するpdです。

通常の生活で、
たとえば携帯電話を使う時、
編み物をする時など、
こまかい仕事をする時には、
人は誰でも座って身体の前に
手指をもってきて楽な姿勢で
行います。

同じように口腔内で
精密な作業をする時には、
身体の前に手指をもってきて
楽な姿勢で行うのが自然である。

これがpdの基礎的な考え方です。

歯科医師の診療時の姿勢によっては
腰痛や肩こりが引き起こされます。

それを防ぐためにも、
このpdという考え方には非常に
共感がもてました。





今回、参加したセミナーでは、
マイクロスコープを使用しながら、
pdスタイルを実践するというのが
目的のセミナーでした。

それと同時に、アシスタントワークも
教えていただけるということで、
歯科技工士の永田くんと一緒に参加しました。



pdスタイルを実践する上で、
ミラーテクニックが重要になります。

そして、第4指レストではなく、
第3指レストつまり中指で固定して
切削器具などを持つということも
教わりました。

普段から慣れている
手指のコントロールを矯正するのは、
とても大変でした。

私も根管治療では
マイクロスコープを使用しているので、
根管治療においては
それほど苦にはなりませんでしたが、
形成の実習には苦しみました。

直視ではなく、マイクロスコープを覗きながら
ミラーテクニックを駆使して形成するのは、
慣れていない分、手指をうまく
コントロールできないのです。

ただ、今回のセミナーは自分にとっては、
とても有意義なもので、
また一つ上のステージへ
上がれたような気がします。

理事長、ミナ先生には、
今回のセミナーに参加させて
いただいたこと、とても感謝しております。

ありがとうございました。

そして、休日に一緒にセミナーに
参加してくれた
永田くんにも感謝しております。

ありがとうございました。

学んだことを、日々の臨床に生かせるように
今後とも努力していきたいと思います。

"すべては患者様のために"

投稿者: 本山 直樹

2013.09.16更新

こんにちは。

東京都三鷹市ハートフル歯科
歯科医師の本山です。

前回に引き続き、日々の臨床における
根管治療の実際の症例として、
今回は垂直加圧根管充填を行った
症例について書きたいと思います。

垂直加圧根管充填
(Continuous Wave Condensation Technique)
については、エンドマスターブログ⑪でも
ふれていますので、
そちらの方も是非、読んでみて下さい!

<症例②>
20代  女性
主訴:左下小臼歯の銀歯がとれた。
   冷たいものにしみることがあり、
   たまに痛みがある。

    
         <術前>

この症例は、銀歯の下がむし歯になっており、
そのために銀歯がとれてしまった状態です。

レントゲン上でも神経の入口近くまで
むし歯によって侵されているのが
わかります。

自発痛もあるため、
細菌感染による神経の炎症が起きていると
診断し、神経処置つまり根管治療を
行いました。

まず、むし歯部分をとり、
奥歯との間の歯質部分が壊れて
いましたので、隔壁を作成して
無菌的処置として
ラバーダム防湿下にて
神経処置を行いました。

                           
                                                                                       
   
     <ファイル試適> 


   
      <メインポイント試適>


レントゲン上で根の長さを確認し
(ファイル試適)、
NiTi(ニッケルチタン)ファイルにて
根管の拡大・形成を行いました。

そして、再度レントゲン上で
最終的なお薬が根尖まで問題なく
到達できていることを確認し
(メインポイント試適)、
マイクロスコープ下にて
根管充填を行いました。

この症例は、
3回の治療で終えることができました。

   
     <術後(根管充填後)>

根管充填の方法もハートフル歯科では、
症例に応じて最良の方法を選択して
行うようにしています。

"すべては患者様のために"

今後ともよろしくお願い致します。

投稿者: 本山 直樹