本山先生エンドマスターへの道

2013.10.07更新

こんにちは。

東京都三鷹市ハートフル歯科の本山です。

10/5、6の2日間で藤本研修会エンドコース
第4回を受講してきました。

   

今回も第3回に続いて、
抜去歯を使っての根管のアクセスから
根管形成、根管充填までの実習がメインでした。

前回は、前歯・小臼歯。

今回は、大臼歯の実習でした。

もちろん、実技試験があります。

やはり、試験と名がつくものは緊張します。

そして、今回は何と・・・・

抜き打ちの筆記試験もあり、
こちらは散々でした(泣)

せめて、予告してほしかったです。

ただ、メインの実技試験は無事合格しました(笑)

前回と同じく、ほっと一安心でした。

   

ちなみに、下の写真は実技試験で根管充填まで
終わった歯の根尖を切断し、
メチレンブルーで染色したものです。

   

矢印の部分は、機械的拡大の限界を現しています。

機械的拡大のみで、
根管系を清掃することは可能でしょうか?

答えは、NOです!

下の写真を見て下さい。

       

根管は、こんなに複雑な形態をしています。

当然、細菌や組織の残骸が複雑な根管系の中に
残ります。

いくつかの拡大器具を使用しても、35%以上の
未接触壁が存在したという文献もあります。

根管治療の最重要コンセプトは、
Bacterial Reductionと言われています。

Bacterial Reductionとは細菌を減少させていくことですが、
これを達成するにあたり、
無菌的な環境整備(ラバーダムなど)を
十二分に行った上で、

1.機械的拡大

2.洗浄

3.貼薬

これら3つの手段を用いて効果を
最大限になるようにしています。

Shupingらによるとin vivoで根管内細菌を
機械的拡大で約50%、
化学的洗浄を加えることで約62%、
水酸化カルシウムの貼薬で
約93%に減少させることができたと
報告しています。

まとめです。

細菌を減少させるための以上の3つの処置が
全てラバーダム防湿下で
滅菌した器具による無菌的処置である
必要があります。

細菌感染していない根管に対してはその予防が、
すでに感染の起こっている根管では
いかに細菌を排除していくかが
重要であると、実習をとおしてまた改めて
学ばせていただきました。

"すべては患者様のために"

今後とも、よろしくお願い致します。

投稿者: 本山 直樹