本山先生エンドマスターへの道

2014.09.20更新

こんにちは。

東京都三鷹市ハートフル歯科の本山です。

今回は前回に引き続き第3回症例検討会が
行われましたので、そのことについて
書きたいと思います。

今回は、前回の続きということで
井上先生が「機械的拡大」について
プレゼンテーションしてくれました。

それでは、井上先生よろしくお願いします。


こんにちは。

三鷹市 ハートフル歯科 
歯科医師 井上 貴史です。

今回も機械的拡大をテーマに発表しました。
特に今回は根管治療用の器具、機器を使用した
細菌、軟化象牙質除去について話しました。

根管治療の拡大では、
主にファイルと呼ばれる針のようなもので
治療を行います。

   

歯根形態はストレートなものもあれば、
弯曲(曲がっているもの)している
ものもあります。

歯根の解剖学的形態やレントゲン画像から
診査・診断のもと歯根形態を確認し、
器具を選びます。

一般的に根管治療では
Kファイルと呼ばれる針のようなもので
根管や根尖の細菌の除去を行います。

歯内療法専門医の先生も器具操作において
根尖孔の近接する最後の数mmが重要と言います。

ハートフル歯科では症例によって
ファイルを使い分けています。

歯根形態が弯曲している時や
根管が閉鎖しているケースには、
C+ファイルを使用しています。

   

C+ファイルの特徴としては、
Kファイルと同じ四角い断面で、
先端が尖った形状になっています。

●先端部に大きな角度を付与しているので、
 先端部の変形が少ない。
●通常のKファイルに比べ垂直圧に対する
 抵抗が強く曲がりにくいため、
 先端方向に力が伝わりやすい。
●細い根管での狭窄・閉塞部穿通が
 容易になります。

その他にNiTiファイルというものがあります。

   

利点としては、
・ 時間短縮
・ 術者の疲労軽減
・ スムースで均一な拡大
・弯曲根管のマネージメント

ハートフル歯科では歯根形態、根管形態によって
さまざまな器具を使用して、
細菌の除去に努めています。

井上先生、ありがとうございました。
前回もお伝えしましたが、
機械的拡大は根管治療において
非常に重要なところです。

機械的拡大をしっかりと行うことは
根の病気を早く治すための近道と
言えるのではないでしょうか。

"すべては患者様の笑顔のために"

次回は、野田先生の「化学的洗浄」です。

今後とも、よろしくお願い致します。

投稿者: 本山 直樹

2014.09.06更新

こんにちは。

東京都三鷹市ハートフル歯科の本山です。

今回は、前々回に引き続き
第2回症例検討会が先日行われたので、
そのことについて書きたいと思います。

第2回は、「機械的拡大」について
井上先生にプレゼンテーションして
もらいました。

井上先生は、私の次にキャリアのある
非常に優秀な先生です。

井上先生はご存知の方も多いと思いますが、
"マイクロマスターへの道"というブログも
書いてくれています。

マイクロスコープを使用した実際の臨床における
症例について、とても丁寧に分かりやすく
書いてくれています。

彼は、これからマイクロスコープを自由自在に
扱うためのスペシャリストのコースにも参加する
予定です。

皆さん、井上先生のブログを楽しみに
していて下さい!

それでは、井上先生お願いします。


こんにちは。

三鷹市 ハートフル歯科 
歯科医師 井上 貴史です。

先月から始まった
ハートフル歯科の院内症例発表会で、
今回、私が担当し発表することになりました。



内容は根管治療の機械的拡大です。

機械的拡大は根管治療の中でも
最も重要とされています。

歯内療法の目的は、

①痛みの管理
②根尖病巣の予防と治療です。

その原因は細菌です。

今回は根管治療を行う前に
軟化象牙質(むし歯)の除去からStepごとに
発表しました。

Step 1:軟化象牙質除去
Step 2:髄腔への到達
Step 3:根管口の確認
Step 4:根管口付近のフレアー形成
Step 5:ストレートラインアクセスの完成

   

下顎の第一大臼歯の金属を除去しました。

左上の写真は軟化象牙質で黒くなっていました。

マイクロスコープで高倍率にして
注意深く軟化象牙質を除去しました。

この歯は何度も歯科医院で治療をされているため
歯質の量が少なく、気をつけないと
パーフォレーション(歯に穴があいてしまう状態)をおこします。

右上の写真は軟化象牙質を除去したものです。

この状態になってから、隔壁
(ラバーダムがかかるように歯に補強すること)
を作成し、ラバーダムを装着して、
はじめて根管内に器具を使って
根管治療を行います。

ハートフル歯科では、
全てのドクターがマイクロスコープを使用し、
軟化象牙質(細菌)を徹底的に除去してから、
根管治療を行っています。

そして、除去した状態で
その歯が保存ができるかどうか
診査診断を行います。

   

最後に自分が行った症例を発表しました。

根管治療を行い、はじめは根尖病巣
(レントゲンでは黒く写っています)が
ありましたが、治療後は病巣が
消失傾向にあります。

もちろん、患者様の痛み、違和感等の症状は
消失しました。

次回も井上が担当します。

次回は根管内の細菌除去について
発表する予定です。


井上先生、ありがとうございました。

「機械的拡大」は、根管治療において
4番バッターと言えるほど重要です!

その最初の導入部分について、
今回発表してくれました。

井上先生の実際の臨床症例も
発表していただき、大変分かりやすい
内容にまとめて下さいました。

機械的拡大について、
軟化象牙質の除去など
感染源の除去がいかに大事か
ハートフル歯科のドクター全員、改めて
共通認識できたと思います。

今後の臨床にさらに役立てていきたい
と思います。

"すべては患者様の笑顔のために"

今後ともよろしくお願い致します。

投稿者: 本山 直樹

2014.09.05更新

こんにちは。

東京都三鷹市ハートフル歯科の本山です。

この度、ハートフル歯科の南口本院に
新しくユニットが導入され、
根管治療専用スペースができました。

私たちは、通称「エンド部屋」と呼んでいます(笑)

   

   

従来のスペースとの違いは、
同じ空間にレントゲンシステムを
導入したところです。

ラバーダムをしたまま、
レントゲン撮影を行うことも可能です!

最先端の診療スペースではないでしょうか。

理事長・ミナ先生の計らいで、
この度このような空間を作ることができました。

ありがとうございます。

根管治療でお悩みの患者様に、
より良い診療が行えることと思います。

"すべては患者様の笑顔のために"

今後ともよろしくお願い致します。

投稿者: 本山 直樹

2014.09.03更新

こんにちは。

東京都三鷹市ハートフル歯科の本山です。

今回は、「見落とされた根管」について
書きたいと思います。

先日、このような症例がありました。
根管治療を数回行うも痛みがなかなか消えない
患者さんです。
マイクロスコープで根管を何度確認しても、
根管はキレイに清掃されているのです。

しかし、痛みが消えません・・・

原因は何だろうかと
マイクロスコープを覗きながら考えていると、
もしかしたら根管の見落としがあるのでは
ないかと思い、探索してみました。

根管治療において、
痛みの消えない原因の一つとして、
「根管の見落とし」があります。

なぜなら、根管が見落とされているということは、
清掃されているわけでもありませんので、
そこは細菌にとって住みやすく、
栄養が豊富な環境になっている可能性が
十分考えられます。

根管の見落としを疑い、探索を続けていくと、
やはりありました。

   

   

MB2です!!

3根管だと思っていたら、
実は4根管だったのです・・・

歯は歯種によって、根管の形態や数が違います。
通常、前歯は1根管、小臼歯は1または2根管、
大臼歯は3または4根管あります。

特に、この患者さんのように上顎の第一大臼歯は
近心根が2根管ある確率が高く、
2個目の根管をMB2と呼びます。

MB2は、マイクロスコープを使用しなければ、
発見は難しいと言ってもいいでしょう。

ハートフル歯科では、根管治療を行う際には
ドクター全員、マイクロスコープを覗きながら
診療を行っています。

ハートフル歯科では、
これがスタンダードになっています!

"すべては患者様の笑顔のために"

今後ともよろしくお願い致します。

投稿者: 本山 直樹