研修レポート

2013.01.31更新

 治療前の20秒間のうがいでおなじみの除菌水、「ドクタープラス」のセミナーのDVDを見せていただきました。

 ドクタープラスは高濃度次亜塩素酸電気機能水といい、多くの菌を数秒で殺菌できる上に、たんぱく質を分解・洗浄する力もあり、むし歯や歯周病の予防にとても有効です。しかし、そこまで効果があるのであれば、患者様にご自宅で使用していただくには注意が必要なのでは?と思っていました。

 次亜塩素酸と聞くと次亜塩素酸ナトリウムが思い浮かび、薬品のようなイメージがあります。しかし次亜塩素酸は、純粋な水と塩でできている生体免疫由来の殺菌成分で、私たちの体の中にある免疫も持っているものです。そのため、どなたでも安心してご使用いただけますし、薬品ではないので、副作用もありません。

 また、臭いが苦手という方もいらっしゃるようですが、実はこれはたんぱく汚れやプラークが分解・殺菌されることで発生するクロラミンという気体です。ドクタープラス自体に臭いはありませんので、消毒臭を感じるということは、効果が発揮されている証拠で、菌が減少してくるにつれて、気にならなくなってくるようです。

 ドクタープラスについて勉強させていただき、私自身も毎日使用したいと思いました。患者様にもぜひご使用いただきたいので、わかりやすくご説明できるよう知識を深めていきたいと思います。

投稿者: 医療法人社団徹心会

2013.01.25更新

「歯科アシスタントmy book」を読んで

 この本は一般的な歯科治療の流れがわかりやすくまとめられていて、初めて歯科医院に勤務される方には、とてもわかりやすい本だと思いました。
専門的な知識を勉強し、実習等を経験してきても、実際に治療の流れを理解して、適切な器具の選択やアシストができるようになるには時間がかかります。ましてや初めて歯科医療に関わる方にとっては、複雑でわかりにくいことだらけです。この本を読んでおくことで、もちろん、いきなりスムーズなアシストを、というわけにはいきませんが、複雑な歯科治療が少しでも理解しやすくなるのではないかと思いました。
また何年か働いてきたアシスタントや歯科衛生士にとっても、基本を復習できる本で、仕事に慣れてくる中で忘れてしまっていたことや、誤った認識をしていたこと等を再確認する意味でも有効な一冊だと思いました。
歯科医院によって、さらには術者ひとりひとりによって、要求されるアシストは異なります。患者様と術者への配慮を常に意識し、円滑な診療が行えるよう臨機応変な対応が必要です。診療のアシストは歯科衛生士にとっても重要な業務ですので、基本をしっかり理解した上で、さらに応用の利く対応ができるよう、努力していきたいと思いました。

投稿者: 医療法人社団徹心会

2013.01.25更新

「う蝕予防に活かせるエビデンス」を読んで

 乳幼児期から高齢期まで、それぞれのライフステージによって口腔内の状態は変わっていきます。この本では各ライフステージにおける適切な予防方法とその根拠がわかりやすくまとめられていました。
 乳幼児期は保護者によるケアが重要な時期です。1~2歳では上顎乳前歯の唇側歯頸部、歯間部隣接面、2~3歳では乳臼歯の咬合面、3~5歳では乳臼歯の隣接面と、各年齢でのう蝕好発部位も異なってくるので、お子さんの萌出状況に合わせてデンタルフロスやフッ化物等を併用した仕上げ磨きの方法のをお話し、また、授乳や菓子、飲み物等に関する指導も大切になります。
 学童期は永久歯が萌出する時期です。萌出直後の歯は未成熟で、きわめてう蝕になりやすい状態ですが、逆にフッ化物イオンを取り込みやすいので、フッ化物の応用と予防填塞を可能な限り早い時期に実施することが重要です。
 思春期はう蝕が急に増加する傾向にあり、これはご両親などの「管理」から逃れ「自立」することで、保健行動にも大きな変化が起きることが原因ではないかと考えられています。精神的にも不安定で、予防プログラムの継続やモチベーションの維持が難しい時期ですので、コミュニケーションを大切にし、主体的に受容されるセルフケアとプロフェッショナルケアを上手く組み合わせていく必要があります。
 このように子供の口腔内と言っても様々な違いがあり、さらに生活習慣や発育状態によっても大きく変わってきます。歯科医院にはお子様からご高齢の方まで、幅広い年代の患者様が来院されるので、それぞれにもっとも適した予防プランを提供できるよう、知識と技術を深めていきたいと思いました。

投稿者: 医療法人社団徹心会

2013.01.21更新

                 

先日、日本大学松戸歯学部において歯科医師臨床研修指導医のワークショップに参加してきました。

                                                                      

ちなみに、日本大学松戸歯学部は理事長である下田先生の母校でもあります。

日程は、1/19(土)・20(日)の2日間にわたるもので、全国から約40名近い先生方が集まり、私も診療をお休みさせていただいて参加してきたのですが、驚きと発見の連続でした。

今回の趣旨は、卒後臨床研修の充実を図るためには、臨床研修病院の数や質の確保などハード面の充実に加え、卒後臨床研修の内容などソフト面での充実を図る必要があり、特にソフト面では研修歯科医の指導に当たる指導歯科医の役割が重要となっていることから、講習会を実施し、その指導力の一層の向上を図るといった目的があります。

今回のワークショップでは、主題を「臨床研修開発」として、プログラムの作成、特にカリキュラム立案能力並びに臨床研修指導技法を習得することに重きがおかれていました。

ワークショップというのは、一言で表すと「参加体験型グループ学習」です。
定められた目標に対して、それを達成するために、参加者が効果的な討論や作業を行い、一定の時間内に成果(Product)を生み出すというものです。

                       

ハートフル歯科でも、過去にスタッフ教育の一貫として行ったことがあります。

今回のワークショップは、1グループ、8名で行うのですが、全員初対面です。
コミュニケーションを図りながら、積極的に意見を出し合い、参加していく必要があります。
そして、40人全員の前で発表していきます。私も、発表させていただきました。

ハートフル歯科でいつも理事長やミナ先生の背中を見ていたり、医院内でもミーティングなどで発言させていただいたりしているので、大きな緊張もなく発表できたのは、ハートフル歯科での経験のおかげだと思います。

今回のワークショップで再確認できたものの一つとして、「コーチング」というものがあります。

                                                               

「コーチング」とは、"その人の持つ能力や可能性を最大限に発揮させる"という意味が込められています。
コーチが与えるものは"答え"ではなく、"問い"であるということも教えていただきました。
それから、私が気になったポイントとして、このような項目がありました。
忙しい診療の合間での、効果的な指導法!
1.研修医の考えを聴く
 「先生はどう考えるの?」
2.研修医から根拠を聴く
 「なぜ、そう考えたのかな?」
3.一般論を示す
 「ここで大事なことは・・・」
4.できたことを褒める
 「特に、・・・は良かったね」
5.間違いを正す
 「今度は・・・しようね」
6.次の学習を勧める
 「もっと勉強するとしたら・・・」
このステップが大切ということでした。

また、研修医に"気付く力"を引き出すコーチングには、以下のようなものがありました。
1.命令や指導では、人は成長しない。
2.自分で考えることが大切
3.経験知は、日常の臨床現場にあることに気付く

先人の言葉にこのような言葉がありました。

「自分は君に才能があると思っているが、人はあまりそうは思っていない。
それは君自身がその才能を磨いていないからだ。」
                             吉田 松陰

これは自主性を促す言葉ですが、とてもいい気付きをいただいたと思っています。

私も、今年で歯科医師8年目、ハートフル歯科でも3年が経過しましたが、後輩ドクターも増え、指導していく立場になりました。

自分が卒業したばかりの頃は、どうだったのかなと振り返るいい気付きももらえたような気がします。

これから、ハートフル歯科にも臨床研修医が入ってくることでしょう。
教育というのは、とても大切なものです。
理事長の方針も、教育を重要な課題と考えていらっしゃいます。
私も、そこに参加していきたいと考えています。

「すべては患者さんのために」

ハートフル歯科の医院理念です!

今回、このような時間を提供していただいた理事長、ミナ先生をはじめ、メンバーの皆さんに心より感謝しております。
ありがとうございました。

明日からの臨床に、教育していく立場として指導医への道を歩んでいければと思います。
   

歯科医師 本山 直樹

          



投稿者: 医療法人社団徹心会

2013.01.17更新

「Good job」 を読んで

 職場での人間関係等を表現している本でした。
 現代の社会では、男女平等ですが、
昔は、女性より男性の方が強かった、ということを聞いたことがあります。

Good job を読んで、社会での女性社員のあり方を知れました。
社会にでて、まず人間関係に悩む方も多いということをよく聞きます。
社会人としての礼儀をしっかりとわきまえておきたいと思いました。
誰かに何かをしてもらった時には、感謝の気持ちを言葉にあらわし、
伝達事項は、"報告・連絡・相談"をして相手にきちんと伝えることの大切さを
学びました。

誰かのために自分が動くことで、相手だけでなく自分も嬉しい気持ちになると思うので
誰かのために少しでも自分が動くことができるように、努力していきたいです。

仕事も焦ることなく、責任を持ち慎重に確実に行いたいとも思いました。

また、仕事だけに一生懸命になるのではなく、プライベート(趣味など)も
充実させることで、日頃の疲れをとる息抜きになるのだということも学べました。
しかしプライベートの出来事を、仕事場に持ち込むことで、周囲の方々に
迷惑をかけることになると思うので、メリハリはつけたいと思います。

最後に、Good job を読んで、これからの日頃の自分の行動で周りの方々が
少しでも笑顔になれるような行動をとりたいです。
とても勉強になりました。

投稿者: 医療法人社団徹心会

2013.01.17更新

   見学を終えて 

私は、とても緊張しやすく人見知りをしてしまう性格で、見学当日も
不安と緊張でいっぱいだったのですが、スタッフの皆さんが明るく、
優しく、笑顔で接してくださったので、少し緊張がとれました。

院内の雰囲気は、清潔感があり、アットホームな感じでスタッフの皆さんが、
ひとつの家族のようだなと、感じました。

ミーティングにも参加させていただき、全員で「報告・連絡・相談」を行うことで
チームの結束が固くなり、より良い治療につながっていくのかな、とも感じました。

また治療内容も、一つ一つがとても勉強になる内容ばかりで、
当日、衛生士さんにつかせていただいていたのですが、予防することの大切さを
患者様に説明している姿を見て、"歯科衛生士"としての仕事を再確認できました。
TBIや、スケーリング、PMTCだけが予防なのではなく、唾液検査を行い、
患者様一人一人のリスクを調べることで、その方にあった予防ができるという
考え方に、さらに興味・関心が持てました。

ほんの一部の治療しか見学することができなかったので、もっと多くのことを
見て、学びたいとも思いました。

時間があっという間に過ぎてしまいましたが、私にとってとても内容の濃い
時間となりました。

お忙しい中、見学させていただきありがとうございました。

投稿者: 医療法人社団徹心会

2013.01.17更新

ハートフル歯科見学の感想

先日はお忙しい中見学のお時間をとって頂きありがとうございました。
自分が勤めたいと思っていた歯科医院を見学して、想像を超えた設備と衛生士の業務内容の違いに驚きました。昨年は臨床実習でいくつかの歯科医院を回りましたが、どこの歯科医院よりも幅広い治療とその設備が違っていて大学病院のフロアが集まっているいたいでした。
歯科衛生士の業務内容もアシスタントはあまりなく、スケーリングやPMTC、う蝕活動性試験の実施、メインテナンスなどといった衛生士業務に特化していました。
正直、こんなに衛生士業務に特化しているとは思っていませんでした。飾ってあった歯ブラシすらも見たことがない中で佐々木さんの様に患者さんに指導ができるのかと不安になりました。でもその不安の反面、何も知らない中で1から学んでいってそのひとつひとつを自分の経験値として衛生士になっていくのだと思うと心から頑張ろうと思いました。
春から色々なことを学び、自分の将来の歯科衛生士像を確立し目指していこうと思います。

投稿者: 医療法人社団徹心会

2013.01.11更新

「マイナス一歳からのむしば予防」を読んで

予防に注目が置かれている現在、お子さんのむし歯予防に熱心な親御さんが増えてきています。砂糖を控えることの重要性はもちろんのこと、中にはお箸やスプーンの共有での細菌感染をご存知の方もいらっしゃいます。
生まれたばかりの赤ちゃんの口腔内には歯もなければう蝕原生細菌であるMS菌も存在しません。子どものう蝕の始まりはMS菌が口腔内に感染する過程にあります。主たる感染源は母親であり、その唾液を介して伝播することが一番多いので、「母子伝播」や「母子感染」と表現されます。私も、妊娠中や育児中のお母さんに
「噛み与えをしないでください。」
「同じお箸やスプーンを使わないようにしてください。」
とお話ししたことがあります。しかしこの本での調査によると、感染予防の方法を出産前から知識として知っていても、実際にはなかなか実践できなかったり、長期間継続できなかったりというのが現状で、特に1歳3か月頃から3分の2以上のお母さんがお箸の共有を始めてしまい、この時期から感染経路の遮断は困難になるようです。
そこで考えられたのが、お母さんのMS菌を子どもの口腔内に伝播しても構わないように、キシリトールを用いてローリスクの菌(定着しにくい善玉菌)に変えておくという方法です。キシリトールの摂取により、MS菌は不溶性グルカンを算出できなくなります。また、習慣的に摂取することでMS菌がエナメル質からはがれやすくなります。歯面への付着を阻害される結果、MS菌伝播が抑制されると考えられています。この本での実験では、保健指導だけを行った対象者よりも保健指導に加えてキシリトール取り入れることで、4倍もの対象者がローリスクに転じやすくなり、結果、子どもの口腔内へMS菌を定着させる時期を平均8.8か月遅らせることが証明されています。もちろんMS菌がうつらないに越したことはありませんし、ショ糖の摂取も控えたいところですが、あれもダメこれもダメのストイックな方法では長続きせず、成果も出にくいようです。キシリトーリは薬物ではなく食品なので、妊娠中に摂取しても安全で、無理なく取り入れることのできると思うので、積極的に薦めていきたいと思いました。

投稿者: 医療法人社団徹心会

2013.01.11更新

「フッ化物・キシリトールクイックQ&A BOOK」を読んで 
 
フッ化物やキシリトールはう蝕予防にはかかせません。最近ではテレビや雑誌で取り上げられることも多く、認知度も上がってきています。患者様からの質問にお答えする機会も多々ありますが、中には安全性の面を心配される方もいらっしゃり、特にフッ化物は「恐い」というイメージがあるようです。こちらが曖昧な説明や回答をすれば、患者様の不安は募る一方ですので、正しい知識を持ち、わかりやすい説明をすることが求められます。この本を読み、フッ化物とキシリトールがどのようなもので、どう使用すれば効果的なのかということを復習することができました。
フッ素は地球上で17番目に多い元素で、土の中や水の中に存在しています。フッ化物が歯に取り込まれるとハイドロキシアパタイトの構造が安定し、酸に溶けにくい歯を作ることができます。再石灰化の促進や細菌の活動を抑制する効果もあり、特に萌出したばかりの歯はフッ化物を取り込みやすい環境にあるので、小さいころからのフッ化物を利用したう蝕予防が重要になります。
キシリトールは白樺や樫の木などの原料から作られる天然素材の甘味料で、糖アルコールと呼ばれる炭水化物の一種です。砂糖と同じくらいの甘さがあるのに、う蝕の原因となる酸を作らず、ミュータンス菌を減らし、歯を丈夫にするので、多くの国で活用されています。消化されにくいので一度に食べ過ぎると、消化を促そうと腸内の水分が増えるため、お腹が緩くなることがありますが、一時的なものなので、量を控えれば問題ありません。また、血糖値を上げないので、糖尿病患者様でも使用することができます。
このようにどちらもう蝕予防にとても有効で、安全性も確立されているので、正しい使い方をすれば問題ありません。患者様に安心してフッ化物やキシリトールを活用していただけるよう知識を深め、丁寧な説明を心掛けていきたいと思いました。

投稿者: 医療法人社団徹心会

2013.01.05更新

「予防歯科」を読んで

 「スウェーデンではむし歯は過去の病気になっている」この本を読んで私が一番印象に残ったところです。
 スウェーデンが予防歯科の先進国であることは有名ですが、20歳でのう蝕経験歯数が3本以下で、義歯使用者が皆無というのには驚きました。日本でも8020達成者が年々増加し、予防の重要性に注目が集まってきていますが、先進国の中ではまだまだ出遅れているのが現状です。予防が大切なことはわかっていても、加齢変化の中で、仕方のない部分もあるのかなと私自身も少し思っていました。しかしそうではなく、あくまでも感染症なので、予防することで多くの歯を残していくこと可能だと、すでにスウェーデンで証明されていました。
 日本が出遅れてしまっている要因のひとつに、メインテナンス受診率が挙げられると思います。以前、スウェーデンでの成人のメインテナンス受診率は約90%で、子供は100%近いのに対して、日本は約2%というのを聞いたことがあります。現在はもう少し上がってきているとは思いますが、それにしても低い数値です。
「歯医者行かなきゃとは思っていたんだけど、痛くないから大丈夫かなぁと思って・・・」
度々耳にする言葉です。例え鏡を見てわからなくても、激しい痛みがあれば、何らかの異常が起こっていることに患者様自身が気付き、「歯医者に行かなきゃ」と思うはずです。しかし、痛みが伴わない場合も多々あります。特に歯周病は、この本にも出てくるように、Silent Disease(静かに進行する病気)と言われる程ですから、なかなか気付くことができません。しかし、定期的に来院してくださる患者様は、なにか変化が起きた時、それを早期に発見することが可能になります。
 歯科医院に来院された患者様に適切な予防処置を施す事はもちろん大切ですが、定期的にメインテナンスに来院していただくことの重要性を説明し理解していただく事も、歯科衛生士の重要な役割だと感じました。
 「今日歯医者なの。むし歯になっちゃってさ。」ではなく、
 「今日はむし歯と歯周病の予防に歯医者へ行くの。」
 「今日は歯をきれいにしてもらいに歯医者へ行くの。」
そんな風に当たり前に言ってもらえるよう、予防歯科の普及に力を入れていきたいと思います。

投稿者: 医療法人社団徹心会

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