こんにちは。

東京都三鷹市ハートフル歯科の本山です。

エンドブログもついに50回目となりました!

記念すべき50回目は、「隔壁」について
書きたいと思います。

根管治療で一番大事なことは
何でしょうか?

ラバーダム防湿です!

初診で来院される患者様には、
必ずラバーダム防湿の重要性を
説明します。

しかし、根管治療の多くは
再治療(根管治療のやり直し)が
ほとんどです。

その場合、歯には土台が入っており
被せ物が入っています。

被せ物をを除去すると、
当然残っている歯牙、
残存歯質量は少なくなっているわけです。

少ない残存歯質に、
ラバーダムはかかりません。

それでは、どうすればいいのでしょうか・・・

このような時は、残っている歯牙に
レジンを盛り足すことで、ラバーダムが
かかるようにします。

これを、「隔壁」と言います!

別の角度からお話すると、
隔壁の作れない歯は、
根管治療や最終的な被せ物のことまで
考えた場合に保存不可能な歯と
言わざるを得ません。

それでは、実際に隔壁を作成している様子を
ご覧下さい。

下田先生が隔壁を作成しているところです。
患歯は、右下の一番奥の歯です。

   
   隔壁作成時には必ず、ズーというホース状の
   防湿装置を使用します。

   
   レジンを盛り足しているところです。

   
   隔壁が作成されました。

   
   ラバーダムがかかるようになった状態です。

ハートフル歯科では、根管治療を行う際には
必ず隔壁作成を行います。

隔壁は根管治療の一つのステップと言えます。

隔壁はより良い状態、無菌的環境を作るための
大事な事前処置なのです。

“すべては患者様の笑顔のために”

今後ともよろしくお願い致します。

医療法人社団徹心会ハートフル歯科