本山先生エンドマスターへの道

2016.05.19更新

こんにちは。

三鷹市 ハートフル歯科医院、ハートフルデンタルクリニック、三鷹ハートフル小児歯科歯科医院、

三鷹ハートフル矯正歯科医院を含む、

ハートフル総合歯科医院グループ 

歯科医師 本山です。

 

今回は、「根管洗浄」について書きたいと

思います。

根管治療において、

Bacterial reduction(細菌数の減少)のためには

必要なものが3つあります。
機械的拡大根管洗浄(化学的洗浄)根管貼薬

3つです!


これら3つに含まれる「根管洗浄」は、

なぜ重要なステップであると言えるのでしょうか?
これを説明するためには、根管治療の目的について

見直す必要があると言えます。
根管治療の目的とは、

「根尖性歯周炎の予防と治療」であります。
この目的のためには、徹底した無菌的処置と

細菌数の減少が求められます。
残念ながら機械的拡大・清掃だけで細菌数が

ゼロとなることはありません…
そこには複雑な根管系が存在するからです。
複雑な根管系に入り込んだ細菌を全て機械的に

除去することは非常に難しいと言われています。

従って確実な細菌数の減少のためには、

「根管洗浄=化学的洗浄」が

非常に重要なステップであるというわけです。
根管洗浄液には、抗菌作用組織溶解性

スメアー層除去能低細胞毒性などを

考慮して選択する必要があります。
ハートフル歯科では、現在Dr.Plusという

電解機能水を用いて、根管内の洗浄・消毒を

行っております。
歯周病治療などにおけるポケット内

イリゲーションにも大いに効果を

発揮しております。
当院での歯周病治療を受けた方は

ご存知かと思います。
電解機能水は短時間での殺菌作用ですが、

生体に対しての安全性が高いという

メリットがあります。
しかし、有機質存在下では殺菌効果が激減するので

注意が必要と言われております。
そのため、電解機能水の場合は十分な

機械的拡大により有機質除去を行い、

その後電解機能水を使用することが

望ましいと言えます!
私が学生時代に教わったのは、
「次亜塩素酸ナトリウムとオキシドールの洗浄」

でした。
この組み合わせの根管洗浄は、

グローバルの観点から文献などを考察すると、

すでにトレンドから外れたテクニックであると

言われております。
現在のゴールドスタンダードは、

次亜塩素酸ナトリウムEDTAとなっており、

私もこちらへの導入を考えております。
残念ながら根管洗浄は、根管治療の中でおそらく

最も軽視されている手順ではないでしょうか…
次亜塩素酸ナトリウムには、優れた有機質溶解能があります。
しかし、根尖歯周組織(根尖孔外)へ押し出すと、

重篤な炎症反応を惹起する

“ヒポクロアクシデント”というものが起こる

危険があります。
そのため、十分な取り扱いが必要となります。
EDTAには、スメアー層除去能があります。
電解機能水には、次亜塩素酸ナトリウムのような

危険性はありませんが、根管洗浄という観点から

両者を十分に比較検討すると、

「次亜塩素酸ナトリウムとEDTA」という

組み合わせの方が優れていると思われます。

今回は、抜去歯牙を用いた

「根管洗浄」の動画を作成しましたので、

詳しくはこちらをご覧下さい!

 

 “すべては患者様の笑顔のために”

今後ともよろしくお願い致します。 

 

投稿者: 本山 直樹

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