本山先生エンドマスターへの道

2015.01.31更新

こんにちは。

東京都三鷹市ハートフル歯科の本山です。

今回は、「歯根破折」について
書きたいと思います。

歯根破折とは、歯を支えている根の部分に
ひびが入り、割れてしまっている
状態のことです。

このような場合、破折部分から細菌感染が起き、
炎症を起こします。
歯肉が腫れ膿の袋ができたり、
違和感やまた被せ物などがグラグラするなどの
症状が見られます。
歯が動揺しているのは破折しているため、
被せ物と歯根が接着できなくなっているためです。

しかし、破折は小さなひびから
大きなものまであります。
レントゲンでもなかなか判別できないものが
多く見られます。

   

実際には、マイクロスコープで
視認するしかありません。

下の写真は、
最近歯がグラグラするようになってきた
ということで来院された患者さんの
上顎前歯です。

金属製の土台にセラミックの被せ物が
入っていました。
被せ物と土台を除去してみました。

   
 

やはり、根が割れていました・・・

金属製の土台は、歯質に比較して
強度が強く弾性がないため、
応力が集中すると歯根破折を起こしやすい
と言われています。

ハートフル歯科では、金属製の土台ではなく
ファイバーコアを使用しています。

このような破折は残念ながら根管治療で
救うことができません(泣)

ただ残念ではありますが、
マイクロスコープによって
画像説明が可能なので、
患者さんにもご理解と納得して
いただけるのではないかと思います。

しかし、ご安心下さい!

ハートフル歯科では抜歯後のフォローも
できる設備とドクターの技術があります。

破折の診断ができるのは、
マイクロスコープによるところが
大きいと言えます。
そして、歯を失ってしまうかもしれませんが、
天然歯と同じように咬むことのできる
インプラントがあります。

ハートフル歯科では最先端のCTを導入しており、
インプラントから被せ物までをコンピューター上で
全てシュミレーションできます。
また、それによって安心・安全なガイドを使用した
手術も行うことができます。

根管治療で全てを救うことには限界があります。

しかし、ハートフル歯科ではそれを補って
余りある設備と技術があります。

"すべては患者様の笑顔のために"

今後ともよろしくお願い致します。

投稿者: 本山 直樹

2015.01.17更新

こんにちは。

東京都三鷹市ハートフル歯科の本山です。

今回は、以前書かせていただいた
症例検討会について、新年明けまして
先日第8回が行われましたので、
そのことについて書きたいと思います。

第8回症例検討会は
「根管貼薬」について、
小坂井先生からのプレゼンテーションと
なりました。

   

   

小坂井先生も入社して、
4月で1年になりますが、
日々努力を怠らず、
患者さんと真摯に向き合い、
毎日一生懸命診療を行ってくれています。

小坂井先生、いつもありがとうございます!

それでは、小坂井先生よろしくお願いします。


   

こんにちは。

東京都三鷹市ハートフル歯科 
歯科医師の小坂井です。

今回は、「根管貼薬」について
発表させていただきました。

根管貼薬とは、
根管治療において機械的拡大や
化学的洗浄のあとに入れる薬です。

根管治療を終えるまで
持続的な殺菌能力や
鎮静作用を求めて使うことが
多いものです。

日本ではFCやぺリオドンという薬が
よく使用されていました。

   

歯科医院での嫌な匂いの原因の一つです。

これらはパラホルムアルデヒド製剤といいます。

実はこの薬はAAE(米国歯内療法学会)では
完全否定されています。

なぜなら、抗菌の効果は高いのですが、
細胞毒性が強すぎたり、
作用時間が短く、発がん性もみられるといった
デメリットが多すぎたからです。

それでは、AAEなどで推奨されている
薬は何か?

それは、ハートフル歯科でも使われている
水酸化カルシウムCa(OH)です。

   

この薬は、Ph12.4の強アルカリ性で
抗菌性を示し、生体刺激性が少なく、
長期に安定しており、
あの嫌な匂いもありません。

そして、鎮痛効果もあります。
さらに出血や排膿のある根管には
特に有効で浸出液を
次回の根管治療まで抑えてくれます。

注意点としては、
FCなどは綿にしみこませて
根管に入れれば揮発して
効果を発揮するので
簡便なのですが、
Ca(OH)は直接根管に触れないと
良好な効果を発揮しない点が
挙げられます。

そのため、よりしっかり根管に
薬を充填しないとならないのです。

ハートフル歯科には
マイクロスコープがあるので
確実に薬を過不足なく根管に
充填することができます。

これまで述べた通り
水酸化カルシウムは非常に
良い薬と言えます。

ただし万能ではありません。

強アルカリに抵抗性を持った菌は
殺せません。

また直接根管内に触れてないと
効果を発揮しきらないので
機械的拡大や化学的洗浄を
しっかり行わないと
全く貼薬の意味をなさなくなって
しまいます。

やはり、根管治療の根幹は
機械的な拡大を
徹底しなければならないと思いました。

今回の発表でより強く思ったことは
素晴らしい薬などがあっても
どうやって効果を発揮するのか・・・

使用する人間の知識の有無で
治療の質が全く異なるものに
なってしまうということです。

ハートフル歯科では、
質の高い治療を
患者様に提供するために
常に医院内において
症例検討会などで
知識の最適化、共有化を
行っています。

これからも勉強し続けたいと
改めて思いました。

   


小坂井先生、ありがとうございました。

「根管貼薬」の重要性について、
より一層理解が深まりました。

それにしても、FCのデメリットが
多すぎますよね(笑)

しかし、日本ではFCを使用している
現状がいまだにあります。

私は、個人的にはあの薬臭が
どうしても好きになれません・・・

ハートフル歯科では、
現在は根管貼薬には水酸化カルシウムを
使用していますが、昔は無貼薬でした(笑)

今では、水酸化カルシウムによる
根管貼薬は必須となっております。

大事なことは、
薬の使用の仕方なのです。

FCも国で認められている薬なので、
使用していけないものではないのです。

なぜ、その薬を使用するのか・・・
よく考える必要があると言えます。

我々、歯科医師は患者さんにとって
安心安全であり、かつ効果の高いものを
選択するべきであると思います。

"すべては患者様の笑顔のために"

今後ともよろしくお願い致します。

投稿者: 本山 直樹

2015.01.06更新

新年明けましておめでとうございます。

東京都三鷹市ハートフル歯科の本山です。

今年もよろしくお願い致します。

今回は根管内に残されたファイル(破折器具)の
除去について書きたいと思います。

根管治療においては、
ファイルが根管内で折れてしまうような
偶発的事故が起こりえます。

マイクロスコープを利用すると、
根尖付近にある破折ファイルも
除去することが可能なこともあります。

しかし、破折している場所によっては
除去できないこともあることを
ご理解下さい。

でも、もし除去できなかったとしても
心配しないで下さい!

通常、歯科で使用する器具は
滅菌されていますので
ファイル自体が感染源になることは
少ないと言えます。

もちろん、除去可能であれば
除去を試みるのがベストです。

破折ファイル除去にあたっては
マイクロスコープを使用しないと
除去は不可能と言えるでしょう。

ハートフル歯科でも
根管内に破折したファイル片が
残されているのをよく見かけます。

ここで、実際の症例をお見せしたいと
思います。

   
    除去前です。
    根管内に破折したファイル片が
    見えます。      


   
    マイクロスコープ下です。
    除去できたファイルが見えます。


   
    除去後のレントゲン写真です。
    きれいに除去できているのが分かります。


マイクロスコープを利用すると、
今までできなかったことが
できるようになります。

救うことができない、抜歯しかないと言われた歯も
救うことができたりします。

理事長のブログに
CTの診断に関しての有用性に
ついて書かれています。

繰り返しになりますが、
CT、マイクロスコープは本当に
治療の質を格段に
上げてくれました。

"すべては患者様の笑顔のために"

今後ともよろしくお願い致します。

投稿者: 本山 直樹