本山先生エンドマスターへの道

2015.03.18更新

こんにちは。

東京都三鷹市ハートフル歯科の本山です。

今回は、症例検討会について書きたいと思います。

第9・10回症例検討会は
「根管充填」について、
野田先生からのプレゼンテーションとなりました。

   

   

それでは、野田先生よろしくお願いします。


皆さん、こんにちは。

ハートフル歯科 歯科医師 野田裕亮です。

今回は、「根管充填」について
発表させていただきました。







根管充填とは字のごとく根管(神経のお部屋)に
お薬を充填することです。
前回までの根管貼薬において
細菌感染が見られなくなった時に
行われます。

根管充填の仕方としては
側方加圧充填法
垂直加圧充填法
2つをかけあわせた
ハイブリットテクニックと
様々な種類があります。

現在、歯科大学を卒業するときには
側方加圧充填法しか学びません。

しかし根管の形態は皆同じではなく、
複雑な形態の根管ばかりです。

そのため、根管の形態に合わせた
一番最適な根管充填法を
提供する事が、
予後のいい根管充填となるのです。

どの根管充填の方法が
一番ということはありません。
適応症例の確認、術式の確認を含め、
ドクター間で再度話し合いを行いました。

「すべては患者様のために」


野田先生、ありがとうございました。

口腔内細菌の防御に対しては、
実は根管充填というのは、
大きな力を発揮していません。

根管充填をしなくても、
病気は治ってしまうことがあります。

根管充填は、
根尖性歯周炎の治癒には
大きな影響を与えないと言えます。

それでも、根管充填が
必要である理由は
根管の中には側枝があり、
一度細菌がはびこってしまうと、
そこを無菌にすることは
ほぼ不可能です。

しかし、質の高い根管充填は
残ってしまった
細菌を不活性化させる、
もしくは再増殖を防げる可能性があります。

そのため、根管充填は
少しでも良いことなので
行ったほうが良いというわけなのです。

Cleaning&Shaping>Obturation
(根管洗浄・根管形成>根管充填)

根管充填は再感染を防ぐものです。

全ての症例に適応できる
一つのシステムというものは
ありません。

そのため、いくつかのシステムを
複合することで
より良い結果を生みます。
すなわち、いくつかの引き出しを
持つべきであると言えます。

   

"すべては患者様の笑顔のために"

今後ともよろしくお願い致します。

投稿者: 本山 直樹

2015.03.17更新

こんにちは。

東京都三鷹市ハートフル歯科の本山です。

今回は、Cracked Tooth (歯のひび)について
書きたいと思います。

まず、こちらの症例をご覧下さい!

   

<症例⑩>
60代 男性
主訴:左下奥歯
   硬い物が痛くて咬めない。

レントゲン像からは
確定的な所見は見当たりません・・・

歯髄診査を行い、
電気診よりvital(+)であり、
神経は生きていることが
確認できました。

また、口腔内所見より
歯肉の腫張が認められました。
歯周ポケットも6~7mmありました。

銀歯が入っており、
内部に虫歯の疑いもありました。

総合的に判断して、
クラック(歯のひび)からの感染と診断し、
根管治療を行なうことにしました。

根管口部付近にて
マイクロスコープを用いて確認すると、

   

赤い丸印部分にクラック(破折線)が
縦にのびているのが確認できます。

破折線が根管口部付近で
止まっていましたので、
根管治療を行なうことで、
歯の保存ができそうです。

破折線が、歯根の根尖部付近まで
ありますと歯の保存は
難しくなります。

Craced Toothは、
非常に診断が困難です。
元々、咬み合わせの不具合などにより、
歯の表面から生じるものです。

ひびの程度によっては、
咬むと痛い、冷たいものや温かいものに
しみるなど、神経の炎症に関わる症状を
示す場合が多くなります。

ここまでの話をまとめますと、

Cracked Tooth Syndromeは、
歯の不完全破折の結果として起こる
症状の総称を言います。

このような不完全な歯のひび割れは
垂直的な歯根破折に進行する
可能性もあります。
そのような場合、
抜歯しなければなりませんので
注意が必要です。

治療法は、クラック部分を含めて
咬頭を被覆する被覆冠を作るか、
クラックが神経まで達している場合は
神経処置をしなければならない
場合もあります。

Cracked Tooth Syndromeは、
診査・診断が非常に重要です。

そして、
破折の有無は
マイクロスコープがあると
非常に有効的に診断することが
可能となります。

"すべては患者様の笑顔のために"

今後ともよろしくお願い致します。

投稿者: 本山 直樹

2015.03.09更新

こんにちは。

東京都三鷹市ハートフル歯科の本山です。

今回は、矯正治療中に根管治療を行い、
根管治療後の被せ物を
どのように治療するのかということについて
書きたいと思います。

実は、私の日々の臨床は
根管治療だけではありません(笑)
根管治療後の被せ物も含めて、
総合的に他の治療も行っています。

当院では、矯正治療中でも
虫歯治療や根管治療、
被せ物など行うことができます。

それはなぜできるかと言いますと・・・

ハートフル歯科では、
インビザライン(マウスピース矯正)と
セレック(セラミック治療)の
コラボレーションが可能だからなのです。

ワイヤー矯正では、
ワイヤー部分が邪魔になり
難しいと言えましょう。

ここで一つ症例をご覧下さい!



この患者さんは、
矯正治療がほとんど終了に近づく中、
上顎前歯部の根の痛みを訴え、
診査・診断したところ、
過去に他院で治療された
根管治療のやり直しが
必要と判断しました。

再根管治療です!

その後、数回の根管治療も終了し、
同時に矯正治療も終了して
保定に入ることになりました。



被せ物について、
矯正担当の下田ミナ先生と患者さん、
そして私で治療計画をたてました。



患者さんの前歯部は神経がないため、
失活して歯の変色が見られます。
同時に歯軸が傾斜していることも
確認できます。

そこで、セレック治療を選択し、
また保定装置のこともあるので、
オーバージェット(前歯部の水平方向の突出程度)を
変えずに、歯軸の傾斜を修正し
正中に合わせるように
被せ物を作製することになりました。

このような場合は、
現在の歯牙の状態をコピーし、
そこから被せ物を作製するという
方法をとります。

「相関法」と言います!


     上顎のコピー画像です。



     形成が終了した歯にコピーが
     ドッキングされた画像です。



     形態修正を行いながら、
     歯軸をなおしているところです。



     デザイン終了後の画像です。


矯正治療中のセレック治療は、
ほとんどこの相関法により
治療を行います。

ハートフル歯科には、
経験豊富な優秀な技工士さんがいますので、
デザインなどは全て
彼らにお任せしています(笑)


     術後(set後)です。


このセレック治療、
もちろん1 Day Treatmentで
行っています。

もう少し言わせていただけると、
両隣在歯まで合わせて
4本治療させてもらえると
審美的にバランス良く
できたかもしれません。

このように、矯正治療中でも
根管治療も行えます。
被せ物を入れることが可能です。

矯正治療が終わるのを
待たなくて良いのです(笑)

時代は、今やCAD-CAMという
デジタルの時代です。

ハートフル歯科には、
最先端の設備が多く備わっています。

それらをいかに使うか、
そして患者様にその技術を提供する義務が
我々歯科医師にはあるのではないでしょうか・・・

"すべては患者様の笑顔のために"

今後ともよろしくお願い致します。

投稿者: 本山 直樹

2015.03.06更新

こんにちは。

東京都三鷹市ハートフル歯科の本山です。

今回は、ハートフル歯科における
根管治療についての導入としての
動画の紹介です。

以前に作成した4つの動画に加えて、
「根管治療」
「根管治療の流れ」の2つを
作成してみました。

根管治療でお悩みの患者様。

ハートフル歯科における
根管治療の流れなどを
簡単にまとめてあります。

参考にしていただければ、
幸いです。

https://www.youtube.com/watch?v=POlnTGfRvG4

https://www.youtube.com/watch?v=BWhpNFyI_QA

"すべては患者様の笑顔のために"

今後ともよろしくお願い致します。

投稿者: 本山 直樹

2015.03.06更新

こんにちは。

東京都三鷹市ハートフル歯科の本山です。

今回は、MTAについて書きたいと思います。

MTAについては、
過去にいくつかブログに書いたと
思いますが、
改めてMTAの有用性に
ふれたいと思います。

なぜ、MTAについて書こうかなと思いますと・・・

本日、VPT(Vital Pulp Therapy)と
パーフォレーションの症例が
あったからなのです。
両方ともMTAを使用します!

VPTは、神経を温存する治療法です。
VPTに関しての詳細は、
エンドブログ(25)を参照して下さい!

パーフォレーションは、
歯に穴があいている、
穿孔している状態を言います。

まずは、こちらを御覧下さい!

   

    この患者さんは、
    銀歯が脱離して来院されました。
    銀歯が脱離した歯の中には虫歯が

    あります。
    虫歯も深く、神経に近い状態です。
    痛みなどはないとのことでした。
    その他、診査を行いVPTの適応と

    診断しました。

   

    神経の入り口です。

   

    MTAにて、部分的断髄したところを
    封鎖しました。
    MTAは、VPTの中で断髄
    (神経を一部切断)する時に
    使用します。

   

    MTA充填後のレントゲン写真です。

    この患者さんは、次回症状などの確認を

    行い、問題なければセレックの

    1Day Treatmentにより修復処置がされる

    予定です。

   
          セレックset後です!

     一番奥の歯です。
     もうどの歯か分かりませんね・・・(笑)


     そして、次はパーフォレーションの

     症例です。

   

    かなり大きな穴があいています。
    どうしようかと思いますが、
    この大きな穴も止血がしっかりできれば、
    MTAにて封鎖可能です。

   

   
        RCF後です。

MTAは、本当に素晴らしい(笑)

MTAは封鎖性という意味でも
根管治療の様々なケースに
対応できます。

MTAなくして
今の根管治療はないのではと思う
今日この頃です・・・

"すべては患者様の笑顔のために"

今後ともよろしくお願い致します。

投稿者: 本山 直樹